2020-01-01から1年間の記事一覧

じっとりと吹き抜ける衝撃に揺れる

自分にとって大きな存在が--その質的量的な具合には関わらず--何らかの変容をすると、関係の糸が揺さぶられる。自分は何も変わっていない/変われていないのに、周囲はとてつもない勢いで変化していく。その度に揺さぶられて、切断されないまでも限りなく…

映像の解像度

解像度。やはり4Kがいいとか、8Kが欲しいとか言われる。 昔の僕は解像度至上主義みたいなところがあって、パキッとした映像であればあるほどいいと思ってた。音もソリッドで透徹で、どこまでも見渡せるほどに澄み渡り、鋭いものであればあるほど良いと思って…

小説家

小説を書くことに憧れている。 小学生の頃から小説を書いてみたくて、いつか作家になってみたかったような気がする。でも昔からやることといえば、原稿用紙を広げて鉛筆を用意して、それっぽい一文を記す。あとは脳内で、いかに自分が作家として成功するか、…

焼きごて

デザイナーズブランドの服が好きで、しかし別にユニクロとかその辺と絶対的な品質差はわかってないという程度に服が好き。好きなのも有名どころばっかりで自分から新興のブランドとかドメブラを掘って行こうとか、拘ったセレショに行こうってほどでもない。…

どうぶつ

陰鬱な気分に飲み込まれると、途端に世界の輪郭が曖昧になっていく。このまま呼吸を続けるには酸素はあまりに重く苦々しい。本能の駆動する気管支によって仕方なく摂取して体内で二酸化炭素にコンバートして、嫌々吐き出していく。ああ、心臓と血液はO2 to C…

夢が漲っていた

今日は夢を見た。ぼくが何かに何週間も遅刻し続ける、ありえそうな夢で恐ろしかった。 早く目が覚めてしまったのでフェデリコ・フェリーニの『アマルコルド』を観た。美しいな、と思った。ずっと夢みたいな画面が続いていた。かつて『ひぐらしのなく頃に』を…