Fresh meat

 ずっと放置していた作業の期限が迫ってきており非常にしんどい。今の作業状況で昨日寝ていたらこんなに苦しくなかったんだろうな。でもそしたらそれはそれで今日だらける時間が延びただけだろうからきついことに変わりはないのかもしれない。怠惰な自分をどうにかすべきだろうが、どうにもならないので一旦引き受けてやっていくしかないのです。

 本当なら日記を書いている場合ではないんだろうけど、でも書かないとまたやめてしまうだろうから書く。

 

 誕生日祝いとしてしゃぶしゃぶを家族に振舞ってもらってから、ひとりでしゃぶしゃぶをすることがある。薄切りの豚肉を、顆粒の昆布だしを入れたお湯に突っ込んでポン酢をつけるだけだが。

 いつもは冷蔵後で終わりつつある「買ったはいいけど誰にも使われず、直近で使われる可能性の低い」豚肉をもらってやっている。別にお腹壊してもいないし普通に美味しいので満足していた。

 今日はそういう食材が家になかったので普通に近所のスーパーで豚肉を購入した。ひとつだけ20%引きの豚肉があり「やりい」とカートマンよろしくほくそ笑んでカゴに入れる。

 早速家に買ってお湯を沸かして調理した。食べると、なんかうまい。

 なんと言うか、プリプリしている気がした。歯触りが違うと言うべきか、弾力をめちゃくちゃ感じる。いつも家で終わりつつある豚肉が入っていたパッケージと、多分同じやつだったので種類が違うってこともないだろう。明らかに数段美味しかった。

 考えればすぐにわかることだけど、「終わりつつある豚肉」はたとえ割引シールが無かろうと、チルドで真空密閉されていようと賞味期限が過ぎているものなのだ。対して買ってきたものは割引シールが貼ってあろうが、期限内のもので新鮮さでは数段優っている。

 よくスーパーの精肉コーナーに「Fresh meat」と書いてある気がするが、実際に売っているものは新鮮なんだなあと、当たり前のことを実感してしまった。日常に潜む感動。肉はうまい。

 かと言ってお腹いっぱいになってしまったので使いきれなかった。明日くらいに食べるだろう。すると今日の感動はないのかもしれないけれど、いつもと同じ満足感がある。買ってきた日に食べるとお得だね。

 

 教訓:食材はできるだけすぐに使おう!

 

 (11月はほとんど「いい〜の日」にされていると勝手に思っているんだけど、「いいしゃぶしゃぶの日」はあるのだろうかと考えてみた。覚醒剤と引っ掛けて「いいシャブの日」もできないかなと少し考えたけれど、特に思いつきませんでした)